レッスン 6・26

2022年7月7日

ピアノ

今回のレッスンは主にショパンの3つのエチュードとシマノフスキの変奏曲を教授にみていただきました。

全体的にはあまり問題がなかったようで厳しく言われなくなって、曲の所々を修正してくださいました。

ショパン:エチュードOp. 10-5 黒鍵

黒鍵エチュードでレッスンを始めました。

前回の教訓を得て遅くして練習したおかげで、ほとんどミスフリーで弾けました。

特に左手を取り出して練習して、もっと正確に弾くことができました。

教授からのアドバイス:

  • 右手を集中に練習
    • 前回のレッスンでいった通り右手のメロディーの繋がりを聴いて弾くこと。特に強調したのは親指で弾くときに第一関節(指先に一番近い関節)と末節を使って鍵盤を撫でるように弾くこと。
  • 左手の和音の構成要素を認識して練習すること
    • バスと和音は2つのパート
      1. 先に両手で弾いて音を確認
      2. 左手だけで全てのパートを弾く
ショパン エチュード
例:第2−3小節
青はバス赤は和音

ショパン:エチュードOp. 10-10

この曲の重点は強調するところを変えること。それができたようで、教授はよくできたと言ってくださいました。この曲にはあまり時間置かないですぐに次のエチュードに移りました。

その他いくつかの点をご指摘いただきました:

教授からのアドバイス:

  • 左手のアルペジオの構成要素を認識して練習すること
    • バス、通常のアルペジオとEフラットの長音
青はバス赤は和音オレンジは長音
  • 右手の親指・小指をアクセントによって意識して使え分ける
    • ただ力は入れないでリラックスして弾くこと

ショパン:エチュードOp. 25-9 蝶々

この曲も前回よりよくできているとのこと。この曲に関しては前回の授業で行ったポイントとあまり変わらないアドバイスでした。

教授からのアドバイス:

  • 上記の黒鍵エチュードのように左手はバスとコードに分けて、弦楽器のピチカートを想像して弾くこと。
  • バスとコードの音量や音色をあまり変えずに注意すること
  • 右手の8分音符は親指か薬指で弾くときの手首の動きに注意すること
    • 8分音符を弾いた後に16分音符を弾く時の手首をリラックスして回すように
      • 親指で弾いた場合:下・右側に向かって手首がリードする
      • 薬指で弾いた場合:上・左側に向かって手首がリードする
ショパン エチュード
例えば第3-4小節
赤:薬指青:親指
  • 右手のパートを一つ一つ分解して弾くこと
    • 一つ一つのパートを聴いてその効果を聴いてから全てのパートを合わせて弾く

シマノフスキ:変奏曲 Op. 3

シマノフスキ
カロル・シマノフスキ

この変奏曲がもっとも難しいのは譜読みです。以前も書きましたが変化記号が多く、じっくり練習が必要とされてる曲です。

ゆっくり練習したおかげでほとんど問題なく弾けたのですが、やっぱりまだ完全に慣れてなく、早い変奏はまだ早く弾けないのが問題。

教授からのアドバイス:

  • 最後の変奏:弦楽四重奏に考えるでパート練習を行うこと
  • 第二変奏など左手をショパンのピチカットのように繋げる

今回の反省点

練習が効いているかどうかはレッスンで反映される

自分は結構緊張しやすく、レッスンでよく緊張して曲弾いている最中に弾き方忘れたりしてしまいます。

もちろん、曲の長さ、難易度や課題が出されてからの時間にもよりますが、緊張しても安定して弾きやすくなるのはやはり速度を遅くして細かい点をじっくり練習した時でした。

特にシマノフスキみたいな変奏曲は三週間前に弾き始めた時、自分はピアノが弾けないんじゃないかと心配するほど進みませんでした。

ただ、ちゃんと時間を分配し、テクニック面や譜読みが難しいところに専念してみました。今回のレッスンで教授が仰ったように難しいパートを分解して練習すると確かにもっと安定して弾けました。

一番基本なのは最初は無理に両手で弾かず、ちゃんと右手や左手の各パートを認識して弾くことが重要ではないかと感じました。

一番引っ掛かったのはシマノフスキの最後の変奏です。結構時間をかけて分けて練習したのですが、思ったようには行かず、やはり教授がアドバイスされたように、全て細部まで分解して練習することが重要なのだなと改めて感じました。

Step-by-Step – 慌てずに一歩ずつ練習すること

次のレッスンは二週間後ですが、教授は次にバッハのトッカータ、ベートーベンの悲愴とこのシマノフスキの変奏曲を聴きたいと言われました。

その後徐々に入試用レコーディングに向けてプログラムを定める予定です。

ではまた!