Kindleと紙の本 どっちを選ぶ?

最近洋書を購入する際、Kindleで買うか紙媒体の本を買うか迷う事が増えました。
Kindleのような電子書籍と紙の本どちらも魅力的であり、どっちを買うか考え込む時もあります。
ちなみに自分が英語の紙の本を買うとき、ほとんどブック・デポジトリー (Book Depository)を使います。

特にこのウェブサイトで買う本は比較的に安く、品も揃ってて豊富で、送料無料です!
ただ、本を買ってから届くまで2−3週間かかりますが…
もし待っても大丈夫、外国書籍を読みたい!という人には、非常におすすめなオンライン書店です。
Kindleとの出会い
実は昔Kindleを買う事をあんまり考えてはいませんでした。
昔はずっと紙媒体派です。電子モニターを見るのもあまり好きじゃないので。
ただ偶然に数年前会社のパーティでプレゼント抽選で、当たった商品がKindleでした。
それがKindleを使うきっかけになり、今は生活でもっとも欠かせないものになりました。
では、Kindleと紙の本、どっちの方がいいのか、比較してみたいと思います。
Kindle

まずはKindle。
Kindleはいくつか機種がありまして、自分は一番基本のKindle (2019)を使ってます。
基本的にこのKindleでメリット・デメリットを紹介したいと思います。
メリット
メリット(1)めっちゃ便利!
Kindleを初めてもらった時、やっぱり感心したのはその便利さ。
何が便利だというと:
- 本屋に行かなくても本を購入してすぐダウンロードできる
- 本のサンプルをダウンロードして読むことも可能
- 買った本をKindleアプリと連動して、Kindle持ってない時も同じ本を読める
- 軽い、なおかつ全て買ったKindle本やダウンロードしたサンプルを持ち歩くことができる
自分は特に都会から離れたとこれで住んでいるので、気楽に本屋に行って読むこともできません。

一番近い本屋も自宅からおよそ1時間ー1時間30分ぐらいはかかります。
そのため、わざわざ重い本をカバンのなかに入れることもないし、気楽にポケットサイズのKindleでズボンに入れて出かけられます。

これで本を読むモチベーションを遮ることがなくなりました。
メリット(2)紙の本より安い
印刷費用がないのか、ほとんどのKindle本は新品の文庫本や単行本より安いです。
どれぐらい安いかというと商品によりますが、数百円ぐらいは違います。
例えば2022年6月26日の時点でこの本「響き」に革命を起こすロシアピアニズム~色彩あふれる演奏を目指して~
Kindleとペーパーバックは300円以上違いますが。
1440分の使い方ー成功者たちの時間管理15の秘訣はなんと、1100円も違います。
価格に悩んでいる、あるいはあんまり読み返さない本や持ってて重くて辛いと思った方は、やっぱりKindleがおすすめです。
メリット(3)英単語の意味が調べなくてもすぐわかる
難しい単語やフレーズが多すぎると、読む意欲を失ってしまうことありますか。
自分は英語の小説・歴史書やセルフヘルプ書も結構読みます。
昔Kindleなかった時はもちろん紙の本で読んでましたが、特に歴史書の本とかは専門分野の用語があるので、読んで理解するのは大変でした。
しかも歴史書はほとんど最低300ページもあり、いちいち辞書で調べるのは面倒だし、調べた後にまた本の内容に戻るのを繰り返すとフローも失い集中力が持たず疲れてしまいます。
Kindleはその面ですっごく助かりました。
KindleはWord Wiseという設定があり、文の上に難しい英語単語の意味を簡潔に書かれています。



そのWord Wiseも5段階調整することもでき、難しい場合は多めに設定したり、簡単の場合は少なめになどできます。

これで難しい英語の本を読むことを苦と思わなくなりました。
Word Wise の対応言語は中国語と英語しかありませんが、日本語の辞書をダウンロードすれば本にある難しい日本語単語や語彙をタブするとチェックできます。
デメリット
デメリット(1)素早くページを捲りにくい
KindleやKindleアプリでページめくるときはタブ式操作なのですぐに遠いページへ捲れません。

時々推理小説の前の事件の内容についてや歴史書でもよくいろんな論点が重なっている場合、前のページを読み返して文脈を理解する必要があります。
しかし、1ページ以上を捲るとするとわざわざメニューを押してページをスクロールするかページ番号を入力するしかありません。
自分がみたい内容はどのページに載っているかもなかなか覚えずらいし、ささっと紙の本みたいにページを捲れません。
これはKindleでもっとも大きいデメリットとも言えるでしょう。
デメリット(2)モノクロでカラー表示がでがない
Kindleやその他のKindle機種はモノクロでカラー表示ができないのです。
そのため、雑誌とか色彩鮮やかな本などにはお勧めできません。

しかし、もし電子書籍として読みたい、わざわざオーダーした手に届くまで待ちたいくない方は、タブレットやラプトップでKindleアプリを通じて読むといいでしょう。
Kindleアプリはもちろん、カラー表示できます。
紙の本

ここからは紙の本のメリットやデメリットを紹介していきます。
メリット
メリット(1)読むと気持ちいい
おそらく読書家にとってもっとも紙の本を選ぶ理由は「気持ちいいから」ではないでしょうか。
紙の触感、目に優しい、本の最後まで読み終える時の感動がたまらないではないでしょうか。

自分も振り返って見ると、確かに本読み終えた感動はKindle本より多く、気持ちいいです。
あと、なんと言っても日本の本は和紙で作られていることが多く、その紙の触感がたまりません。
洋書は和紙じゃないためざらざらしてそんなに気持ち良くありませんが…
メリット(2)ページを捲りやすい
やはりこの点も魅力的で好きな本を買いたい時つい悩んでしまう。
特に歴史書や推理小説を読むとき前のページを捲れるか捲れないかで決まる。

そういう面で紙の本はすぐページをめくって文脈を通じて探している内容を特定しやすく、歴史や推理などのジャンルにはお勧めです。
メリット(3)飾りとして使える
本を読み終わった後棚の上に置いて見ると、その背中のタイトルやカバーページなどみて嬉しい時もあります。
飾りとしておけるし、自分が「また本一冊を読んだ!」という満足感も得られますし、くつろぐ時にも本棚見ると色々思い出したりすることもあります。

そのため、本読み終えた後のその満足感はやはりKindleよりは勝るでしょう。
メリット(4)内容は頭に入りやすい
すでに科学的に実証されてて、電子書よりは紙の本の方が内容が覚えやすく、記憶にいいです。

その研究はこちら:The Reading Brain in the Digital Age: The Science of Paper versus Screens
これはノルウェーのスタヴァンゲル大学で72名の学生を対象に行われた研究です。
1,500文字数の文章2つを2つの学生グループに配られ、半数はLCD(液性ディスプレイ)を通じてpdf形式で読み、残り半数は紙で読むみました。その後、学生たちに読解力の試験を配り試験をしました。
結果、点数が高かった方は紙で文章を読んだ学生たちでした。
その研究を行ったAnne Mangen教授によると、画面を通じて文章を読んだ学生たちは問題を回答するときにやはりテキストを参照することが大変だったそうです。
コンピューターで紙みたいにすぐ捲れず、画面をスクロールやクリックすることしかできないため、操作一回で1箇所しか見れないのです。
「(紙の本を読んだ方は)文章の冒頭、結末やその間の内容と文章を読んでいる進み具合と直結しやすく、そのため認知的に労力あんまり使われず、もっと余裕に読解力が付いたのではないでしょうか。」
Anne Mangen教授
デメリット
デメリット(1)持ち歩きにくい
サイズが大きく重い単行本や洋書など、持ち歩きにくいですよね。
自分は出勤する時にラップトップを背負っているので、時々本が厚いと非常に荷物が重く感じます。
それでやむを得ず、本を持ち出すことを諦める場合があります。

デメリット(2)わからない単語・語彙を即座に調べることができない
Kindleと違って、文の上で単語や語彙の解説当然あることがなく、調べたい場合は自分で辞書を開き調べるしかありません。

ただ、いちいち読んでいる本と辞書を往復すると結構大変で、特に難しい専門書や洋書など読む意欲が失せるかもしれません。
それを考えると、やっぱりKindleの方がいいかなと思うこともあります。
デメリット(3)本を手に届くまで時間かかる
もし近くに図書館や本屋がない場合、やっぱりそこに足を運ぶのも面倒臭いと思うかもしれません。
忙しい方にとってもわざわざ本屋に行く時間の確保も時間的に厳しいかもしれませんね。
もちろん、今インターネットで本を買ってデリバリーなど可能ですが、それも地区によって数日必要な場合もあります。

このデメリットはあくまで「さっさと本読みたい!」という方だけかもしれませんが。
結論
Kindleの便利さや手軽さにも魅了されますが、やっぱり紙の本も魅力的ですね。
やはり状況に応じて自分はKindle本と紙の本を使い分けてます。
Kindle本:難しい単語、非推理小説の本、一回だけ読む本、重い本を通勤・外出中に読みたい
紙の本:家で読む、推理小説や歴史書など、また読みたい・記念すべき本
では皆さん、良い読書生活を!